東京医科歯科大学大学院生の修士課程記録

理系大学院生がブログを始めてみた。

東京医科歯科大学大学院修士課程受験記

巷には大学院受験記を謳うサイトが無数に溢れているが、私が受験した東京医科歯科大学大学院の受験情報はネット上に存在しない為、受験生の1人として分かる範囲で情報を残す。

東京医科歯科大学大学院は、東京大学大学院や京都大学大学院、東京工業大学大学院等とは異なり、大学院の進学先として少々影が薄い存在である。

それもそのはず、医科歯科大学はその名前の通り医学部と歯学部の存在感が大きい為、医科歯科で研究と言われても最初はピンと来ないのではないだろうか?医科歯科で研究と言われれば、医学や歯学の研究でもしているのだろうか?と思っても無理はない。しかし、医科歯科大学は医学、歯学系は勿論だが、理学系、工学系の研究も行っている(無論、医療と関連する研究になる)。理工学を専攻し、かつ大学院で医療と関連した研究を行いたいならば、進学先の候補としてはオススメである。

 

本記事は、理工学系学生の医科歯科大学修士課程への進学を想定した内容である。医学歯学系の学生は各自研究室の教授とアポイントを取る事。

 

医科歯科大学大学院合格までのスケジュールを記録する。受験勉強の説明は後述。

 

~3月 受験校絞り込み

3月~4月に医科歯科大学が有する理工学系研究所である生体材料工学研究所、難治疾患研究所のオープンキャンパスが開催される。両研究所に所属する研究室への進学を検討しているならば、出席した方が良い。両研究所に所属しない研究室のオープンキャンパスは残念ながら開催されない。

 

~5月 研究室訪問

~5月としたが、研究室訪問はやはり早めが良く、可能ならば4月までには終わらせたい。担当教授とアポイントメントを取り、研究室所属希望の意思を伝える事。研究室訪問で聞くべき事は調べればゴロゴロ転がっているので、それらを参考にすれば良い。

 

6月 大学院説明会

医科歯科を受験するならば出席は絶対に必須である(教授からも釘を刺される)。この時に出願に必要な募集要項や願書を貰う事が出来る。大学院説明会出席後、教授の都合にもよるが、そのままその足で研究室に行き、教授が執筆する部分を書いてもらう事も可能である。その際は、可能ならば予め連絡を取っておいた方が良い。

 

8月 受験本番

TOEFL-ITPは必須科目であり、選択科目として英語や化学、生物、工学(中身は数学)がある。その内から1題を選択する。解答時間は70分。

筆記試験が終わった後は面接があるが、聞かれる事は形式的な内容であり、予想の斜め上を行く奇問が聞かれる事は無い。面接が緊張する事は誰にとっても同じであり、試験官となる教授も勿論想定済みである。冷静に対処する事。

 

続きは次の記事で。