東京医科歯科大学大学院生の修士課程記録

理系大学院生がブログを始めてみた。

題名詐欺

このブログは一応「生物学生の記録」となっている。

しかし、まだ何もバイオっぽい事を書いていない。

生物学生の記録、とあるならバイオの「それっぽい」事書けやゴラァと第三者から怒られても仕方が無いような気がする。だから少し書く。

一概にバイオと言っても、分野は多岐に渡る。

  • 細胞生物学(その名の通り細胞系。バイオの基礎。)
  • 解剖生理学(解剖学+生理学。ヒトを構成するパーツとその機能。)
  • 病理学(病気の発生機構を調べる分野。)
  • 生化学(糖新生やTCAサイクルとか。脂肪やビタミン云々もここ)
  • 免疫学(はた○く細胞で現在話題沸騰中の分野。病原菌の防御システム云々。)

などなど。

 

せっかくなので、

生物専攻の視点から見たはたらく細胞のツッコミどころを次回以降書く。暇だし。

大学院入試(院試)面接での自爆・失敗記録。

やらかした。

 

13日に東京医科歯科大学で院試を受けた。

学力試験は全く問題無さそうだったが、面接がアカン。

 

学力試験はTOEFLと専門科目一つ。自分は英語を選択。

TOEFLは何点必要なのかが全く情報が無い。現役の院生に聞いても先生に聞いてもだ。

550点取れば足を引っ張る事はないだろう、ということで550点を目指す事にした。

事実、本番で550点は多分取れた。これは問題ない。

 

専門科目の英語も、英語1と英語2とあり、自分は英語1を選択したが、異常に簡単で20分程度時間が余った。満点いけたか?と錯覚する程度には簡単だった。

(ただ、あまりにも簡単だったので平均点もかなり高いはず。平均点80点でも疑問に思わないレベル。)

対して、英語2を選択した人からは試験後に悲鳴が聞こえてきたが。

ただ、点数調整が入るのは確実なので個人的には悲鳴を上げる必要はあまり無いとは思う。

 

自身にとっての障害は、面接である。事前情報によれば先生:学生=3:1。

面接時間は7分。

医科歯科は面接は点数化せず、あくまで形式的に行うと聞いている。

噂によれば、質疑応答に問題がある人(=早い話、「危ない」人)を弾く為の面接であると聞いている。

 

面接で私が聞かれた事はただ二つ。

 

①志望動機

②卒研について

 

他の人は大学院での研究の展望も聞かれたと言うが、自分の場合は事前に提出するA4一枚の「研究の抱負」に大学院での研究の展望を詳細に書いていたからかも知れないが、聞かれなかった。

 

聞かれた事自体は何の変哲も無い、ベーシックでごくありふれた質問である。

勿論、事前にこれらの質問が来る事は想定して話す内容は準備していた。

 

しかし・・・・、準備しても緊張して話せないのが面接の怖い所。

本番前に一度、自分が志望する研究室の先生に面接練習を依頼した。

そのフィードバックとして言われた内容が…「緊張しすぎ。」

自分ではあまり自覚していなかったみたいですが、相当あがり症みたいです。私。

 

で、本番の面接でも見事にあがり症を発揮。

一人目の

「志望動機を教えて下さい。」→「〜です。」→「〜はどういう事ですか。」→「〜です。」

最初の返答2言迄は大丈夫だったが。。。。

二人目からかなり突っ込んだ質問が来る。

 

自身に一気に緊張が走る。「えっと、⭐︎△○◇・・・」

自身ではちゃんと話せたつもりだったが、もしかしたら支離滅裂だったかも。

 

続いて質問。自分の志望動機は一部大学院での研究を含んだ内容である為、大学院での研究との繋がりを聞かれた。要するに、

 

「大学院での研究をする為に、今の自分が持つ能力で一体何を活かせるか?」

という質問。

この質問も想定範囲内である。ある・・・・・のだが、

 

緊張して何を気が狂ったのか、大学院での研究の話を聞いているにも関わらず、

「卒業研究の話ですか?」と返答。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっちまった。

 

頭真っ白。質問した面接官苦笑。

面接官が再度同様の質問する。

 

しかもその返答で、

大学院での研究室は実験系でプログラミングは基本的には使わないが、

 

「プログラミングと、そこから生まれるロジカルシンキングを活かせます」と返答。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・死にたい。

 

因みに何故プログラミングという単語が出てきたかというと、自分の卒研の研究室は実験系ではなく理論系であり、要するにプログラミングを用いて研究を行う研究室であるからである。

 

大学院を志望している方、及び現役の院生、教員なら、この返答がいかに支離滅裂であるかが理解出来るであろう。画面の目の前で是非とも苦笑してほしい。そして将来大学院を志望している方には私のような過ちを繰り返さないでいただきたい。

現在結果発表待ちだが、今でもこの返答をした事に頭を抱えている。

 

因みにこの質問、面接練習の時にも聞かれた。

担当の教授に「プログラミングやったなら○○で答えると良いよ」と助言を貰ったが、

本番になり「プログラミング」の単語は出たが「〇〇」の部分が頭に浮かばず。

はあ。

 

で、続いて卒論の話。

卒論の概要をサラサラっと答える。これは問題無く出来た。

面接官から「もしかしてdryの研究室?」と聞かれる。

私は「そうです。」と返答。

 

私が志望する大学院はwetな研究室が多数を占める。逆に言えばdryの研究室は多分、無い。それもあってか、志望動機は深掘りされたが卒論は深掘りされなかった。

 

で、終了。退室。

直ぐに帰宅したかったが大学近辺で落雷が勃発。

外に出たら命に関わるので帰れず。

落雷で時折地面が揺れる。木に落ちたのかバリバリバリバリ、とも音がした。

 

落ち着いた頃を見計らって帰宅。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

というわけで、面接で自爆してきました。

一連のやりとりで「ヤバイ人」認定されたら筆記が良くても強制的に不合格です。

これまで「ヤバイ人」認定されて落ちた人が出たかは存じませんが、自身のやり取りを振り返ると「ヤバイ人」認定されてもおかしくないような気がする。

 

これで落ちてたら基本的な質疑応答が出来ない、という点で院進学向いていない可能性が高いので院進学やめようと思います。というかこれで落ちたら頭の病院行け認定だろ。

 

以上です。

 

 

 【2021.1.19追記】

 

この記事だけ圧倒的に伸びていたので腹抱えて笑いました。

どうやらGoogleで「院試 面接 失敗」でググるとこの記事が一番上に来るらしいです。

アクセス集中が生じるあたり心配は皆共通のようですが、

こんな駄文を書く私でも院試面接は合格しておりますのでご安心下さい。

不安な受験生の皆様の方が私よりはるかに優秀ですよ。

 

面接ですが、M2の今振り返ると適度な心配をする程度で大丈夫です。

日本語を話せれば院試面接は合格しますので心配しないでください。

むしろ、筆記試験を心配すべきです。強いていえば、湯島天神神田明神への神頼みも必須でしょう。最後の最後まで諦めないで下さいね。

医科歯科大で素晴らしい大学院生活を送れることを期待しております。

交通手段考察 電車vs高速バス 新宿ー河口湖

私の趣味は旅行・・・・ですが、その現地までどのような交通手段を用いて行くかにも結構悩みます。

何故なら、鉄道と高速バスでは互いに一長一短な要素があるから。

一般に言われるのは、

鉄道は早いが高い。対して高速バスは遅いが安い。

 

大抵の場合は、時間を優先する為に鉄道を選択する場合が多い。

しかし、必ずしも鉄道の選択が妥当であるとは言えない。

何故なら、鉄道に対して高速バスが圧勝する区間があるから。

 

代表例だと新宿ー河口湖である。

 

平日は新宿ー河口湖を直通する電車は、実は夜走る中央特快のみであり、

それ以外の方法は実は存在しない。

言い換えれば、高尾なり、大月なりで乗り換える必要がある。

 

土休日はどうか。

土休日の場合は快速山梨富士やホリデー快速河口湖が走っているが、

その本数はやはり多くない。確か直通する電車は3本程度の記憶がある。

 

言い換えれば、鉄道を手段として用いる場合、これらの電車に乗れなければやはり乗り換えが要求される、という事だ。

特急電車を使う場合は、大月で乗り換える必要がある。

特急を使わない場合は高尾で一回乗り換え、大月で再び乗り換えなければならない。

 

・・・実に面倒臭い。

 

料金面ではどうか?

 

新宿から河口湖まで、一度も特急を使わずに行く場合、片道2,460円。

所要時間は2時間30分。

高尾まで京王線経由で行けば2,080円と少々安いが、所要時間は対して変わらない。

 

特急を使うとどうか?

新宿ー大月を自由席利用すると、特急券含めて2,250円。

この金額に更に大月ー河口湖までの乗車券が加わるので、

それを加えると、3,390円。

なお、大月ー河口湖は普通電車である。この区間フジサン特急を使うと

金額は更に跳ね上がる。特急を使う場合は更に400円追加されるので、

片道3,790円である。

 

新宿ー河口湖まで特急を使うと片道2時間7分。

 

臨時の河口湖直通の電車ではどうだろうか?

ホリデー快速富士山号は新宿を8:14に出発して、河口湖に到着するのは10:26。

実に2時間12分である。特急と大差ないが、やはり2時間の壁は越せない。

 

 

では、高速バスを見る。

新宿ー河口湖は主に京王と富士急が担当する。

 

中央道の渋滞が無い、という前提の上で書くと、

 

バスタ新宿河口湖駅:1時間50分

料金:1,750円。

 

・・・・中央道が渋滞していなければ、鉄道が勝てる要素、0。

 

本数は、早朝は10分に1本単位で出てますが、

日中が概ね30分に1本。

 

 

・・・・鉄道、惨敗。

 

ゴールデンウィークや、夏休みは中央道は大渋滞を起こすので、

その状況では鉄道を選択するのも充分にありですが、

平常時では高速バスに軍杯が上がってますね、完全に。

 

鉄道みたいに乗り換え無し、も実は結構大きなメリットだったりします。

 

 

Q.鉄道が高速バスに打ち勝つにはどうすべきか?

A.河口湖直通の電車の本数増やせ。成田エクスプレスみたいなボッタクリ電車ではなくて、快速を増やせ。話はそれからだ。

 

 

 

 

では。